大阪878人、東京515人…コロナ〝感染リレー〟止まらず「人多すぎ」「また緊急事態宣言」

左から小池都知事、吉村大阪府知事

新型コロナの〝感染リレー〟が止まらない。

大阪府では7日、新たに過去最多878人の新規感染者が確認された。前日6日の719人を大きく上回った。

これを受け、大阪府の吉村洋文知事は「医療非常事態宣言」を出し、8日から不要不急の外出などの自粛要請を行う。さらに大阪府全域の公道での東京五輪・聖火リレーを中止する意向を示した。

一方、東京都でも感染爆発まで待ったなしの状況が続いている。7日の新規感染者数は555人。小池百合子都知事は「国に対しても、まん延防止等重点措置の要請に向けた準備に入る段階だと考えている」と述べた。

都によると、今後感染者数が1週間に50%ずつ増加すると、4月22日には1日の新規感染者数が1000人を超えると試算している。政府は三たびの緊急事態宣言には消極的だが、可能性は排除していない。

ネット上では「また緊急事態宣言か」「もう生活が持たない」「終わった…」と危惧する声や、出勤時の電車内や街に出る人の数が「間違いなく増えた」と指摘する声が相次いでいる。

東京・渋谷センター街のスクランブル交差点の屋外カメラ映像でも明らかに人の数が増えていることがわかる。

この日は兵庫、奈良、和歌山、新潟の4つの県でも感染者が過去最多となり、これまでに確認された新規感染者の合計は3027人。3000人を超えるのは1月30日以来となる。

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