暴風で休日大荒れ 上越地域で最大瞬間風速23メートル超

 日本海にある低気圧が急速に発達しながら北東に進み、上空にこの時季としては強い寒気が流れ込んだ影響で、18日の県内は未明から海上を中心に大荒れの天気となった。上越地域でも未明から非常に強い風、日中は横殴りの雨になった地域もあった。

 同日午後4時時点の最大瞬間風速は、上越市大潟で23・8メートル、同市高田で23・0メートル、糸魚川市糸魚川で23・7メートル、同市能生で23・9メートルと、沿岸部を中心に非常に強い風が吹き、佐渡や下越、中越では暴風、波浪の警報が発令された地域もあった。

◇上越市で屋根飛ぶ被害発生

 上越地域消防局によると同日午後5時までに、柿崎区で強風により屋根の一部が飛ばされる被害、上越市西松野木で屋根のトタン部分が飛ばされる被害があった。けが人はいないという。また、えちごトキめき鉄道の妙高はねうまラインを走行する特急しらゆきの上下線数本が、強風のため運休した。

 新潟地方気象台によると、19日は夕方にかけて県内の海上を中心に西の風が強く吹き、しけや大しけになる見込み。同日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、上越の陸上で18メートル(30メートル)、海上で22メートル(35メートル)、波の高さは4メートル。県内では融雪による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要だという。

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