【新型コロナ】神奈川県、自宅療養者全員にパルスオキシメーター貸与へ 変異株の広がり踏まえ対象拡大

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県は21日から、自宅療養者に貸与している血中酸素飽和度を計測するパルスオキシメーターについて、40歳以上や基礎疾患のある人などに限定していた貸与対象を自宅療養者全員に拡大する。

 県はこれまで、若年層の重症化率が比較的低いことから原則39歳以下には貸与していなかった。しかし、最近増えている変異株では若年層の感染率を高める可能性が指摘されていることなどから、年齢や基礎疾患の有無にかかわらず貸与することにした。

 県によると、自宅療養者向けのパルスオキシメーターを1万8千台用意。「第3波」のピーク期に相当する1日約900人の新規感染者数が毎日続いたとしても「夏までは十分に足りる量」(黒岩祐治知事)としている。

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