欧州スーパーリーグは90分の試合ではなくなる!? ペレス会長が仰天プラン

フロレンティーノ・ペレス会長(ロイター)

欧州スーパーリーグ(ESL)の会長に就任したスペイン1部レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、ESLで現行の90分による試合時間を短縮する仰天プランをぶち上げた。

同国のテレビ番組「エルチリンギート」に出演してペレス会長は「より魅力的な試合を行うために、解決策を見つける必要がある」とサッカーのルールや試合自体にも〝改革〟が必要だと熱弁。英紙「インデペンデント」はその具体例の中で、試合時間の変更への言及に注目した。

ペレス会長は「若者はもはやサッカーに興味がない。彼らの気を引く他のプラットフォームが多くある」と若いファンの開拓を意識。そして「若い人たちがサッカーの試合が長すぎると言うならば、それはその試合があまり面白くないか、試合の長さを短くしなければならない」と強調した。

同紙は「新しい収入源だけでなく、通常の90分の試合時間を短縮するなど、従来のファンとは異なる特性を持つ新しい視聴者層を獲得するために変更を組み込む可能性があると述べた」と報じ、前後半45分ずつの90分間という長年維持されてきたサッカーの試合時間をESLで変更する計画が浮上している。

これはかねて指摘されていた選手の負担を軽減することになり、ペレス会長にとって〝一石二鳥〟の腹案と言える。一方で試合時間の変更は競技の特性そのものを変える恐れもあり、サッカー界からは猛反発が予想される。

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