中日・石橋637日ぶりスタメンが奏功 与田監督「いいリードしてくれた」と最敬礼

中日・石橋康太

中日は21日のDeNA戦(横浜)に7―1と快勝。前日まで12球団ワーストの1試合平均2・3得点の貧打が嘘のようにつながり大勝した。

目覚めたのは竜打線だけではない。石橋康太を2019年7月24日以来、637日ぶりに「8番・捕手」でスタメン起用したこともハマった。これまで変化球主体だった勝野に強気のリードで内角直球を積極的に要求。与田監督は「打者に合ってないような球種をうまく使っていく。パフォーマンスとしては非常に良かった。思い切っていいリードしてくれた」と最敬礼する。

石橋起用の意図について「木下(拓)の状態も少し落ちてきていることと、石橋も打撃の状態がすごくいい感じで練習ができていたので思い切った使ってみようと。ずっと木下をスタメンで使ってきてかなり疲労もたまっているし、、昨日の打撃を見てちょっと感じるものがあったので代えた」と説明した。

今後の石橋の起用法については「ベンチに入っている以上は試合に出る機会を何とかつくっていきたいし、こうやってチャンスをものにすれば、当然チャンスは増えてきますね」と含みを持たせる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社