レアル会長 財政難&ESLとん挫でエムバぺ獲得断念…ジダン監督続投も明言

フロレンティーノ・ペレス会長(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長(74)が、去就が注目されているフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の同国代表FWキリアン・エムバペ(22)の今季獲得見送りと、ジネディーヌ・ジダン監督(48)の続投を明言した。

スペインのラジオ局「カデナセール」の番組に出演したペレス会長は、エムバペの獲得について「私はアル・ケライフィ(PSGのオーナー)に電話をかけていないし、電話してエムバペについて尋ねるつもりもない」と断言。「欧州スーパーリーグ(ESL)が経済的損害を軽減するはずだった。人々は、事が進まなければ我々が何もできないことを知っている」と新型コロナ禍などでクラブの財政事情が苦しいためESLが実現しなければ、エムバペ獲得に必要な莫大な資金をねん出できないことを理由に挙げた。

また、こちらも去就が注目されていたジダン監督に関しては「来季ベンチにジダンがいないRマドリードを想像することはできない。彼を追い出すつもりすらなかった。彼はマドリードのレジェンドだ」と来季の続投を明言。指揮官への厚い信頼を強調した。

頼みのESLがとん挫し、補強資金を確保できないRマドリード。今夏は移籍市場で大きな動きを見せることはないのか。

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