巨人の〝6男坊〟高橋が開幕4連勝&プロ通算10勝 原監督は「成長の跡が見える」と評価

開幕4連勝の巨人・高橋

快進撃は止まらない。巨人の原辰徳監督(62)が22日、阪神戦(東京ドーム)に先発し6回3失点で今季4勝目を挙げた高橋優貴投手(24)を称賛した。

本調子ではない中でも、しっかりとゲームメークを果たした。初回から二死満塁と早々にピンチを招いた左腕だったが、ドラフト1位ルーキー・佐藤を中飛に打ち取ってなんとか切り抜けた。しかし、6点リードの3回にはその佐藤に適時打を許し初失点。6回には北条に2ランを浴びて3点差まで詰め寄られた。

それでも大量失点を許さず救援陣にバトンを渡すと、鍵谷―中川―高木が無失点リレーで繋いで勝利。高橋は開幕から無傷の4連勝、プロ通算10勝目とした。

勝利に大きく貢献した左腕だったが試合後の表情は硬かった。「今日は好調というよりも反省点が多く、その中でも内野手の人に守ってもらって打ってもらっての勝利だと思う。初回の(ピンチの)ところを粘れたのは良かったかなと思うんですけど、それ以外は反省する点が多かった」。

原監督は「今日は安定感という点ではね、あんまりなかったんで、ヒヤヒヤはありましたよね」と指摘しながらも「3点に抑えたというところはね、成長の跡が見えるっていうところでしょうね」と高く評価した。開幕ローテ6番手の〝6男坊〟ながらもチームトップの勝ち星を挙げてる若き左腕が、今後もチームをけん引していく。

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