地域の活性化目指し官学連携を 鎮西学院大・姜学長が諫早市長訪問

官学の連携に向けて腕タッチする姜学長(右)と大久保市長=諫早市役所

 学院創立140年に合わせ長崎ウエスレヤン大から今月、名称変更した鎮西学院大(長崎県諫早市西栄田町)の初代学長に就いた姜尚中氏が23日、就任あいさつのため同市役所に大久保潔重市長を訪問。若者の県外流出に歯止めがかからない中、町や人材の育成に向けて官学が連携していくことを確認した。
 姜学長は、同大が市民にとって不可欠な存在になりきれていないとの認識を示し、今後、留学生を活用した国際交流や、市民へのキャンパス開放を進めるなどして地域貢献型の大学を目指したいと強調。諫早の活性化に向けて「市長と連絡を密にしたい。未来志向的にいきたい」と述べた。大久保市長も「人を育てる、町を育てる、いろいろな連携があると思う。ぜひ、コラボできればいい」と応じた。
 姜学長は熊本市生まれ。政治学者、作家として活動し、鎮西学院では2018年から学院長。今年4月から学長を兼務している。

 


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