【全日本・CC】宮原健斗 難敵・佐藤耕平下し首位タイ「俺は優勝することしか考えていない!」

巨体の耕平(右)をシャットダウン・スープレックスで仕留めた宮原

全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」は24日の東京・新木場1stRING大会で4試合が行われ、宮原健斗(32)が佐藤耕平(43)を下し3勝2敗の勝ち点6の首位タイとした。

元3冠ヘビー級王者と元世界ヘビー級王者の激突はまさに激闘となった。重いエルボーと鋭い蹴りが幾度も交錯する削りあい。しかし、最後はブラックアウト(ヒザ蹴り)連打で耕平の動きを止めることに成功した宮原が、必殺のシャットダウン・スープレックスで投げ切って3カウントを奪った。

試合後、宮原は「見たか、勝ちをつかんだぞ。俺はCCで優勝することしか考えていない!」と力強く宣言。新型コロナウイルス感染拡大による4都府県への非常事態宣言の発令に伴い、25日、29日、5月3日の東京・後楽園ホール3大会が無観客試合になると発表されたが「俺にはCCで優勝するしかねえんだよ! 世の中の動きは世の中の人に任せる」と、とにもかくにも優勝を誓った。

また、残る公式戦は芦野祥太郎が石川修司に勝って勝ち点4、諏訪魔が青柳優馬に勝って勝ち点6。「大谷晋二郎 VS 土肥こうじ」は両者リングアウト引き分けで勝ち点を伸ばせず。首位争いは勝ち点6で6選手が並ぶ大混戦となっている。

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