ヤンキース3連勝 コールがビーバーとの投げ合いを制す

【ヤンキース2-1インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

ゲリット・コール(ヤンキース)とシェーン・ビーバー(インディアンス)という球界を代表する好投手同士の投げ合いとなった一戦は、期待通りの投手戦となった。4回裏にインディアンスがエディ・ロサリオのタイムリーで先制したものの、直後の5回表にヤンキースは2本のソロアーチで逆転に成功。両軍の得点はこれだけで、7回3安打11奪三振1失点のコールが7回4安打9奪三振2失点のビーバーに投げ勝ち、ヤンキースは3連勝となった。

コールは4回裏一死からホゼ・ラミレスに三塁打を浴び、続くロサリオのタイムリーで先制を許したものの、その後は打者11人をパーフェクト。味方が逆転したあと、走者を1人も許さなかったのは流石の一言に尽きる。7回111球を投げて11個の三振を奪い、14先発連続7奪三振以上は球団記録を更新。また、開幕5先発で50奪三振も球団史上最多となっている。

一方のビーバーは1回表一死1・2塁のピンチを連続三振で切り抜けると、続く3イニングは打者9人をパーフェクト。しかし、5回表先頭のアーロン・ヒックスに同点の3号ソロを浴び、2者連続三振のあと、ルーグネッド・オドーアには勝ち越しの3号ソロを被弾してしまった。自己最多の119球で7イニングを投げ抜いただけに、悔やんでも悔やみきれない2被弾。なお、開幕5先発で57奪三振はマウンド・ホーム間が現在の距離に定められた1893年以降、ノーラン・ライアン(1978年に59奪三振)に次ぐ史上2位の数字となった。

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