越の白鳥・能鷹 2蔵の持ち味発揮 「ニホンノ、オサケ」ブレンド酒第2弾発売 26日から県酒造組合高田支部

 県酒造組合高田支部のブレンド酒開発企画「ニホンノ、オサケ」プロジェクトの第2弾商品が完成した。

 「越の白鳥」の新潟第一酒造(浦川原区)と「能鷹」の田中酒造(上越市長浜)の特別純米酒をブレンドした。26日から上越、妙高両市の酒販店で販売する。720ミリリットル入り2200円(税込み)。

ラベルには「越の白鳥」のハクチョウと「能鷹」のタカがデザインされている

 商品は両銘柄の特別純米酒を1対1の割合でブレンド。開栓した瞬間に鼻をくすぐる吟醸香、やや甘口でうま口の味わいが特長。田中酒造の馬場慶徳製造部長は「軟らかく、膨らみのある酒に仕上がった。冷やして飲むのに向くが、ぬる燗(かん)も良い」、新潟第一酒造の武田明則さんは「双方の持ち味が生きており、相乗効果も発揮している」と評価する。

商品を手にする新潟第一酒造の武田さん(左)と田中酒造の馬場製造部長

 ブレンド酒開発企画は、同支部加盟の酒造会社の日本酒をブレンドして販売し、コロナ禍で消費が低迷する日本酒業界を盛り上げようと企画。第1弾は3月の発売後、1カ月を待たず完売するほど好評を博した。今回も期待が高く、製造した約1900本全てが酒販店に出荷されるという。

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