ソフトバンク緊急事態 守護神・森入院 工藤監督「時間かかる」

ソフトバンク・森唯斗

ソフトバンクの守護神・森唯斗投手(29)が30日、左肘関節化膿性滑液包炎のため出場選手登録を抹消された。

15日に同箇所の異常が見られた際は一時チームを離れたが、17日には再合流。だが、29日に再発する形で痛みを訴えたため、この日、福岡市内の病院を受診した。治療、静養のため1週間程度の入院を要し、以降は患部の状態を見て判断する。

絶対的クローザーの思わぬ離脱に、工藤公康監督(57)も表情を曇らせるしかなかった。30日のオリックス戦(京セラ)前に取材に応じ「時間はかかる。まずはそこを良くしないと。お医者さんじゃないと分からないところもある。まずは良くすることが先。一日も早く良くなってくれればと思っている」。約1週間の入院を要するため、立ち上げにも時間がかかる見込みだ。

再び王者を襲った守護神不在の緊急事態。指揮官は森の代役について「(他の投手が)慣れることも大事だが、それはもう少し先かなと思う。日替わりになってしまうところもある」と語り、相手や戦況に応じて重厚な中継ぎ陣を臨機応変に起用する考えを示した。

森はここまでリーグトップタイの8セーブをマーク。チームが連敗を止めた29日の日本ハム戦(ペイペイ)では2点差の9回にマウンドに上がり、中田にソロを被弾するもリードを守り切り試合を締めた。

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