田中将大 6回無失点で2勝目の権利を持ち降板 ヤ軍の元チームメート・エチェバリアには力勝負

5回のピンチを切り抜けた楽天・田中将は声を上げた

楽天・田中将大投手(32)が1日のロッテ戦(楽天生命)に今季3度目の先発登板。6回、打者25人に106球を投げ、5安打無失点で2勝目の権利を持って降板した。

この日の田中将は序盤からストレートが走っていた。2回一死一、二塁のピンチではスライダー待ちの岡の裏をかき、外角低めへ149キロストレートをビシッと決め見逃し三振。続く江村も4球ファウルで粘られた末にフルカウントから渾身の146キロ速球で内角を突き、空振り三振でここを切り抜けた。

3点をリードして迎えた5回二死二、三塁のピンチでも3番・中村奨を149キロストレートで遊ゴロに打ち取りホームを踏ませない。

100球を超えた6回二死、この日最後の打者となったヤンキース時代の元チームメート・エチェバリアとの対戦では全9球中5球でストレート勝負。相手もしつこくファウルで粘ってきたが、最後は内角ストレートで体を起こしてからの外角スライダーでハーフスイングを取り空振り三振。力勝負の目立ったこの日の投球を締めくくった。

降板後、田中将は球団を通じ「常に走者を背負うピッチングでしたが、粘り強く投げれてよかったです」とコメントした。

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