【J1】大阪ダービーは引き分け 降格圏内のG大阪・宮本監督「勝ち点3を取りたかった」

宮本監督

最後に意地を見せた。J1G大阪は2日、アウェーでC大阪と対戦。後半29分に先制を許したが、同37分にFWパトリック(33)がPKを決め、1―1の引き分けに持ち込んだ。

選手ら8人が新型コロナウイルスに感染するなどして、リーグ戦6試合が中止になった影響もあり、J2降格圏内に位置するG大阪。1つでも勝ち点を積み上げたいところだっただけに、宮本恒靖監督(44)は「やはり勝ち点3を取りたかった。今のチームの状況や大阪ダービーということもあったので、やはり悔しさはある」と唇をかんだ。

ただ、厳しい状況下でも同点に追いつけたのは、今後にとって大きなプラス。「アウェーで難しい中でも、しっかりと取り返してくれたのは評価できる」と振り返った。

勝利こそ奪えなかったが、パトリックも「誰一人諦めることなく自分たちの強さを出そうとする姿勢が見えた。もう少し時間があれば逆転ゴールも生まれるのではなかったのかなと思うような状況も見せられた。この点は今後のリーグ戦にいい影響を見せてくれると思う」と手応えを口にした。

ここまで苦しい戦いを強いられているG大阪。この試合をきっかけに逆襲劇をスタートさせたいところだ。

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