先発回避の大谷が9号放つもエンゼルスは再び借金生活に

【レイズ7-3エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは前日の右肘死球の影響で先発登板を回避した大谷翔平がメジャートップに並ぶ9号2ランを含む4打数2安打2打点の活躍を見せたものの、先発のホゼ・キンターナが4回途中6安打5失点でノックアウトされ、レイズに3対7で敗れた。2連敗で今季の成績は13勝14敗となり、日本時間4月25日以来となる借金生活に逆戻り。8回裏にはアンソニー・レンドンが自打球で負傷退場するアクシデントも発生し、9回表はアルバート・プーホルスが2年ぶりに三塁の守備に就いた。

先発登板を回避した大谷は「2番・DH」でスタメン出場。レイズ先発のタイラー・グラスナウから初回の第1打席で二遊間を守っていた三塁マイク・ブロソーを強襲する痛烈な二塁打を放ち、いきなり自慢のパワー&スピードをアピールした(この直後に今季2度目の盗塁失敗)。3回裏の第2打席は空振り三振に倒れたが、5点ビハインドで迎えた6回裏の第3打席でセンターへの9号2ラン。この一発でJ・D・マルティネス(レッドソックス)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、クリス・ブライアント(カブス)、ニック・カステヤーノス(レッズ)と並ぶメジャー1位タイに浮上した。

エンゼルスは6回裏にレンドンにも3号ソロが飛び出して2点差に詰め寄ったが、大谷が8回裏の第4打席でレフトフライに倒れるなど、その後は追加点を奪えず、9回表にはライセル・イグレシアスがマニュエル・マーゴにダメ押しの3号2ランを被弾。そのまま3対7で敗れた。3試合ぶりのヒットを放った大谷は今季8度目のマルチ安打を記録し、今季の打率は.272、OPSは.959に上昇。一方、レイズの筒香嘉智は最後まで出場機会がなかった。

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