巨人・坂本勇人内野手(32)が4日の広島戦(マツダ)で、今季初の犠打をマークした。
1―1のまま終盤に突入した7回の攻撃で先頭打者の1番・梶谷が四球を選んで出塁すると、続くキャプテンの坂本はバントの構え。広島先発の床田から、なかなか次の1点を挙げられず、勝負どころとにらんだ策だ。
その坂本は昨年7月15日の広島戦(マツダ)以来となる送りバントを1球で確実に決めると、一塁へ走りながら「よっしゃ!」と声を上げ、笑みすらこぼした。
ただ、その後に丸が四球で続いたものの、岡本和の右翼への飛球は鈴木誠の好守に阻まれ、スモークは空振り三振。この回は主将の〝自己犠牲〟は実らなかったが、技術の高さは健在だ。