ゴルフでも〝SL構想〟マキロイ「今以上に良い組織はない」とキッパリ拒否

ローリー・マキロイ(ロイター)

ゴルフで既存の米ツアーや欧州ツアーなどとは別に、世界のトップ選手だけを集めて来年秋に開始する計画が報じられた「スーパーリーグ」(SL)についてローリー・マキロイ(32=英国)らが言及した。

5日(日本時間6日)に米ツアー「ウェルズ・ファーゴ選手権」の開幕前日会見に臨んだ世界ランキング15位のマキロイは「SLが最初に自分にコンタクトして来たのは2014年だった。選手は誰もサインしていないし、スポンサーも決まっていない。7年経っているけど、何も変わっていない」と明かした。

さらに「先週、欧州のサッカーで起きたことを見れば、どちらに行くことがいいかわかるはずだ」と、サッカーの欧州スーパーリーグ(ESL)は、欧州サッカー連盟(UEFA)が参加の意向を示していたクラブへの厳罰を示唆し、選手やファンの反発もあって消滅寸前になっていることを引き合いに出した。

その上で「今以上にいい組織がゴルフであるとは思えない。今後も含めて」と現状の米欧両ツアーから主戦場を移す考えのないことを示唆した。

また世界ランキング2位のジャスティン・トーマス(28=米国)は同日の会見でSLから接触があったかを聞かれると「何も聞いてないし、興味もない」と、こちらも参加には消極的な姿勢を示した。

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