【新型コロナ】神奈川県、まん延防止延長要請 藤沢など8市町の追加も検討

テレビ会議後、記者団の取材に応じる黒岩知事=6日午後、県庁

 神奈川県は6日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「まん延防止等重点措置」を31日まで延長するよう政府に要請した。黒岩祐治知事は県内の感染状況を示す指標が改善せず、変異株感染者の割合も増加しているとして、「とても解除する状況ではない」と訴えた。

 現在の重点措置の期間は11日までで、対象区域は横浜、川崎、相模原、鎌倉、厚木、大和、海老名、座間、綾瀬の9市。複数の関係者によると、追加対象区域として横須賀や逗子、三浦、藤沢、茅ケ崎、伊勢原、葉山、寒川の8市町を検討している。県庁で記者団の取材に応じた知事は、対象区域について「延長が決まった段階で、地域を広げるのか広げないのか議論したい」と説明。7日にも県の対策本部会議を開き、対応を決めるという。

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