南野拓実 東京五輪参戦ならリバプール“放出”か!?

去就微妙な南野

イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに所属する日本代表MF南野拓実(26)の今夏去就は東京五輪出場がポイントになると、保有元となるリバプールの専門メディア「This is Anfield」が伝えている。

リバプールで出番を失った南野は今年1月末にサウサンプトン入り。ただ、現在までに十分なプレー時間を得られていない。今夏にはリバプールに復帰する予定ながらも今後の去就は微妙な情勢だ。特に今夏に開催される予定の東京五輪が大きく絡んでいるという。

同メディアは「南野の長期的な見通しについては疑問符が出続けており、彼が夏の母国の五輪に出場した場合、再び疑問は濃くなる。日本は3人のオーバーエージプレーヤーの1人として参加することを熱望しており、シーズン前の多くの部分を欠場することになる」と指摘した。

五輪サッカー男子は7月22日に始まり、8月7日に決勝を迎えるが、イングランド・プレミアリーグ開幕の7日前とあって、事前キャンプなどに参加できず、チームとの融合を果たせないことになる。そこで同メディアは「時間がポイントになる」とし、南野にとっては五輪参戦が来季にリバプールでプレーする障害になるという。

もちろん、リバプールが南野の五輪招集を拒否することも可能ながらも、それ以前にサウサンプトンで試合に絡んでいないことを懸念しているため、先行きは見えてこない。同メディアは南野がシーズン終了後にクロップ監督と話し合うと伝えているが、五輪参戦の可否が日本代表10番のキャリアに重大な影響を及ぼしそうだ。

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