不適切行動で謝罪のRマドリード・アザール “バーゲン価格”で今夏放出か

アザール(右)が大ピンチだ(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードがベルギー代表FWエデン・アザール(30)を今夏に売却する価格を設定したと、同国メディア「FICHJES・NET」が7日に報じた。

2019年に移籍金1億2000万ユーロ(約156億円)で加入したアザールは負傷による離脱を繰り返しており、今季もリーグ戦11試合出場に留まり、いまだ真価を発揮できていない。そんな中、欧州チャンピオンズリーグ準決勝(5日=日本時間6日)に敗退後、古巣のチームメートと談笑していた姿にファンが激怒。アザールは謝罪したものの、信頼感は薄まっている。

同メディアは「フロレンティーノ・ペレス会長の偉大なスターに対する忍耐力は尽き始めており、損失を出してでも今年の夏に売ることをいとわない」と報道。年俸1500万ユーロ(約19億5000万円)に見合う働きをしていないことで放出もやむを得ないというわけだ。

その上で同メディアはアザールの売却価格を5000万ユーロ(約65億円)に設定しているという。「Rマドリードが彼を移籍させるための金額であり、2シーズン前にかかった金額の半分より少ない」とし、確実に売却するため、破格の安値で市場に出すという。

すでにイングランドの中位クラブが関心を示している中、Rマドリードは夏の欧州選手権にベルギー代表として挑むアザールが活躍し、評価が上がることを望んでいるという。

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