田中将大から本塁打を含む2安打2打点 日本ハム・近藤は何度もガッツポーズ

日本ハム・近藤から被弾した楽天・田中将は立ち尽くした

日本ハム・近藤健介外野手(27)が楽天・田中将大投手(32)から先制二塁打、6号ソロと気を吐いている。

チームにとっては4月17日の東京ドーム以来、2度目の田中将との対戦となった。

初回、近藤は前日の殊勲者・杉谷が作った一死二塁のチャンスで150キロストレートを左中間に弾き返し、先制打を叩き出す幸先のいいスタートを切った。

「拳士さんが走ってスコアリングポジションに行ってくれ、何としても先制点を取りたい場面だったので、打てて良かったです。さらに追加点を取って、上沢を援護できるよう集中していきます」とした近藤はその言葉通り、3ー1で迎えた5回一死の第3打席で田中将の初球をとらえた。

入り球の117キロカーブを待ち構えていたようにフルスイングすると、打球はグングン伸び札幌ドーム右中間の最深部へ突き刺さる6号弾となった。

一塁ベースを回りスタンドインを確認した近藤は何度もガッツポーズを繰り返し、超一流から狙い打った最高の一発の喜びを爆発させた。

ここまで田中将から3打数2安打2打点の近藤は「1点返された直後で少し嫌なムードだったので、すぐに流れを引き戻すことができました。上沢も粘って試合を作っている中で、1点でも多く援護したかったので良かったです」と声を弾ませていた。

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