キャンプで使用する木炭や豆炭。BBQをより楽しむために、炭選びはとても大切です。木炭や豆炭の種類によって、火がつきやすかったり、安定した火力を持続することができます。炭をよく知ることで、効率のよい使い方ができるようになりますよ! 今回は、木炭や豆炭の特徴や種類、持ち運び・保管方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
『木炭』は種類に分けられる!
そもそも木炭とは、どういったもののことを言うのかご存知ですか?
木炭とは、木材を蒸し焼きにして炭化させたもののこと。木炭は大きく分けると、白炭と黒炭に分かれます。白炭、黒炭、その他の炭について詳しく説明します。
『白炭』
カシ系の硬い木材が使われる『白炭』は、叩くと高い音がでるのが特徴。
また、丁寧に時間をかけて作り上げられるため炭素純度が高く、外見が白っぽく見えます。
長時間安定した火力が持続できるため、キャンプでBBQをするときに活躍する炭でしょう。
火の持ちは長いですが、着火しにくいのがデメリットです。
『備長炭』
よく高級炭と言われるのが『備長炭』です。
『備長炭』とは『白炭』の種類のひとつで、紀州(現在の和歌山県)の商人、備長屋長左衛門が作り販売したことから、『備長炭』と呼ばれるようになったそうです。
『黒炭』とは?
ナラ系の木材が多く使われる『黒炭』は、『白炭』に比べて炭素以外の成分が多く残っているため、燻製のような香りが特徴です。
比較的着火しやすく、着火時に使う炭に向いています。ホームセンターでは『切炭』として販売されていることもありますよ!
『成形木炭』とは?
『成形木炭』とは、オガクズを加熱し圧縮して製造された成形薪『オガライト」』を炭化させたもののこと。
特性が白炭に似ているのですが、比較的安価で手に入り爆跳も少なく、飲食店でよく使われています。
ホームセンターなどで安く販売されている『木炭』は『黒炭』の仲間! 着火時に便利な炭
ホームセンターなどで安く販売されている『木炭』。
『BBQ木炭』と表記されていることもあるこの『木炭』は、『黒炭』の仲間なのですが、実は『黒炭』を作る時に割れてしまい、商品にならないものを集めて販売しています。
着火しやすいのが特徴ですが、火の持ちが悪いのがデメリットです。
『豆炭』とは?
『豆炭』は「丸い形状の炭」のこと。名前からしてもわかりやすいですが、どんな素材が使われているか知っていますか?
。『豆炭』は、実は石炭や亜炭、コークス、無煙炭、木炭などの粉を混ぜて、結着剤を使い豆状に成形した固形燃料のことをいいます。
着火剤を混ぜた豆炭は火がつきやすいのですが、着火剤が混ざっていないものは火がつきにくいです。
木炭や豆炭の持ち運び方法
キャンプやアウトドアシーンで、炭を持ち運びすることがありますよね。どういった方法があるのか、紹介します。
買った状態のまま持ち運ぶ
ホームセンターなどで購入、そのままの状態でキャンプ場へ……という方法が一番多い方法だと思います。
段ボールの中には袋に入った炭が入っています。開封していなければ炭のくずが出たりしないのもメリットのひとつ。
逆に開封してしまうと、車の揺れによって炭のくずが車内を汚すことがあるので、注意が必要です。
収納ケースに入れて持ち運ぶ
最近ではホームセンターやインターネットで販売されているハードケースを使って炭を収納している人もいます。
収納ケースに入れることで炭のくずが車内を汚すこともなく、ケースを開ければ炭の残量をすぐに確認できるのがメリットです。
サイズによっては購入した炭が入り切らないこともあるので、収納ケースの大きさと炭の量を確認しておくといいでしょう。
ただし、使わない時はスペースを取ってしまうのがデメリットです。
土嚢袋に入れて持ち運ぶ
『土嚢袋』は比較的安く、どこでも手に入るので、購入したままの状態で持ち運ぶことが不安な人におすすめ。
巾着のような形なので、ガバッと開いて炭を取り出せるというメリットがあります。
また、使わないときはグルグルと巻いて収納が可能なので、スペースをとらないのも魅力のひとつです。
炭の保管方法がポイント! 空気に触れさせない・湿気の少ない場所に保管をしよう
余った木炭や豆炭の保管方法って気になりますよね。
そこまで難しくありませんが、保管方法を間違ってしまうと、炭を使うときに「あれ、着火しにくい…」ということも。しっかり保管方法を確認して、良い状態を保ちましょう。
外気に触れさせない
炭の保管で一番大切なのが、外気に触れさせないことです。
外気に触れてしまうと、炭の性質上湿気を吸収してしまうのです。
湿気を吸収した炭は、火がつきにくくなるのはもちろん、悪臭・爆跳の原因にもなります。
袋を二重にしてしっかり密封し、湿気の少ない場所に保管することが望ましいです。
中に乾燥材を入れるのも◎
袋を密封状態にしても、多少湿気を通す場合があります。
そのため、炭と一緒に乾燥材を入れておくのもいいでしょう。
楽しくBBQをするために炭の特徴や保管方法を知ることが大切 用途に合わせた炭選びをしよう!
今回は『木炭』と『豆炭』について、炭の持ち運び方・保管方法をご紹介しました。
炭にはいろんな種類がありますが、着火に使いやすい炭や、安定した火力を長時間保つ炭など、用途に合わせた炭を選びましょう!
ご紹介した持ち運びや保管方法などもぜひ参考にして、BBQを楽しんでくださいね!
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