東・西日本に「高温に関する早期天候情報」 農作物の管理や熱中症に注意

 中国地方、九州北部(山口県を含む)や九州南部の向こう2週間の気温は、暖かい空気に覆われやすいため、平年より高い日が多くなる見込み。東日本や近畿、四国の気温は、13日(木)ごろまでは平年並みか低い日もあるが、この方面も14日(金)ごろから暖かい空気が流れ込みやすいため平年よりかなり高くなる見込み。
 特に、東・西日本では、16日(日)ごろからの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。

 このため気象庁は、東・西日本に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や家畜の管理等に注意するよう呼びかけている。急激な気温上昇のさいは熱中症にかかりやすくなるため、水分補給や休息を心がけるなど健康管理にも注意が必要だ。
 なお、東・西日本は早期天候情報に該当する期間は、曇りや雨の日が多くなる可能性があり、これまでより蒸し暑い日が増えることも考えられる。

早期天候情報とは

10日(月)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

© 株式会社ウェザーマップ