東・西日本は5月中旬にかけてかなりの高温 沖縄・奄美は前線の影響受けにくい時期も 1か月予報

1か月予報(平均気温)

 気象庁は6日(木)、向こう1か月(5/8~6/7)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすく、東・西日本、沖縄・奄美の向こう1か月の気温は高い見込み。特に東・西日本は、期間の前半は気温がかなり高くなりそうだ。    本州付近は低気圧や前線の影響を受けやすく、向こう1か月の降水量は西日本で多く、東日本で平年並みか多い見込み。沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われる時期があり、前線や湿った空気の影響を受けにくいため、向こう1か月の降水量は平年並みか少なくなりそうだ。

1か月予報(降水量)

 1週目(5/8~14) 北日本は寒気の影響を受ける時期があり、低温傾向が見込まれる。一方、高気圧周辺の暖気が流れ込みやすい東・西日本、沖縄・奄美は気温が高くなりそうだ。北・東・西日本は低気圧の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。  2週目(5/15~21) 東・西日本、沖縄・奄美は1週目に続き、気温が高くなる見通し。東・西日本は前線の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。一方、沖縄・奄美は前線の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雨の日が少なくなりそうだ。  3~4週目(5/22~6/4) 気温は、全国で高温傾向が見込まれる。東日本の日本海側と西日本は、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。沖縄・奄美は平年と同様に、曇りや雨の日が多い見込み。

高温に関する早期天候情報

高温に関する早期天候情報。(出典:気象庁ホームページ)

  東・西日本の向こう2週間の気温は、暖かい空気が流れ込みやすいため平年並みか高くなる見込み。特に、九州北部(山口県を含む)と九州南部は12日(水)ごろから、中国、四国は13日(木)ごろから、東海や近畿は14日(金)ごろから、北陸や関東甲信は15日(土)ごろからの5日間ほどはかなり高くなる可能性がある。  このため気象庁は、東・西日本に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物等の管理に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

© 株式会社ウェザーマップ