スペインメディアが久保の来季レアルBチーム入りを提言「他クラブのベンチでシーズンを過ごすよりもいいのでは」

久保建英

スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)の来季について、同国メディアが保有元レアル・マドリードのBチーム入りを提言した。

9日のエイバル戦でも出番なしに終わり、直近3試合でわずか6分しかプレーしていない久保。今季はいまだノーゴールで活躍できておらず、今夏に放出の可能性も取りざたされるなど去就が注目の的になっている。

そうした中、スペインメディア「フットボールアジアエスパーニャ」は、Rマドリードに復帰したうえでBチームでのプレーを選択肢として挙げている。「Rマドリード・カスティーリャ(Bチーム)が2部に上がることになった場合、久保はトップチーム昇格のオプション付きでそこでプレーすることを望むだろうか」と〝提案〟した。

同メディアはBチームでのプレーを推す理由をこう説明する。

「昇格してトップチームのリーグ戦やカップ戦に出場できるチャンスがある。ラウル監督のもとでプレーしつつ、RマドリードではBチームから大胆に引き上げる大胆な起用もある。他クラブに行ってベンチでシーズンを過ごすよりもいいのではないか」。

今季のRマドリードではMFアントニオ・ブランコ(20)やMFセルジオ・アリバス(19)など多くの有望株がBチームからトップチームに登用された。そこで久保も安定して出場機会を得られるBチームでプレーしながらトップチームでのチャンスを待つべきという主張だ。現在Bチームは3部だが来季の2部昇格に向けて戦っており、もし昇格を果たせば普段は2部でのプレー環境も確保できる。他クラブで出場機会を得られないよりも成長につながるというわけだ。

Bチームでのプレーは一見すると格落ちで遠回りのようだが、Rマドリードで活躍するには意外と〝近道〟になるかもしれない。

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