【東京五輪】「原因は究明中」「制御して実施した」テスト大会でのトラブルを組織委が解説

ぼや騒ぎが起きた有明アリーナ

東京五輪の開幕まで残り2か月半となり、複数の競技でテスト大会が行われているが、複数のトラブルが発生した。11日のオンライン取材では、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森泰夫運営局次長が自身の見解を示した。

バレーボールのテスト大会(1日、東京・有明アリーナ)の女子日本代表―中国代表戦では、午後8時ごろ、1階西側アリーナでぼや騒ぎが起きた。一歩間違えれば大事故につながる可能性もあるが「スピーカーと端子盤のところから発火したが、すぐに火は消した。原因は究明中」と説明した上で「(発火した器具は)本番で使うものではない」と安全性を強調した。

また、東京五輪最終予選を兼ねた飛び込みW杯(1日、東京アクアティクスセンター)では、練習中に飛び込み台の上で順番待ちする選手が密集。マスクをつけずに列をなすシーンも目立った。

この件については「大会の初日の練習の際に、少し選手が集まったように見える状態で練習をしているシーンが見られた」と事実を認め「どのように改善していくかという議論の中で、(侵入を)制御する人間を適宜配置して、制御して実施した」と話した。

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