レイズ戦力外の筒香にDeNA三原球団代表「日本を選択になればコミュニケーションを取っていきたい」

一昨年10月の〝MLB挑戦会見〟では笑顔を見せていた筒香だが…

DeNA・三原一晃球団代表が12日、レイズのメジャー登録枠から外れ事実上の戦力外となった筒香嘉智外野手(29)について言及した。

球団を通じ「筒香選手がどのような決断をするか分かりませんので、断定的な事は言えませんが、彼を送り出した際に『日本でプレーすることになったらベイスターズに戻ってきてほしい』と伝えており、その思いは今も変わっていません。今後、もし筒香選手が日本球界でのプレーを選択することになれば、しっかりとコミュニケーションを取っていきたいと思います。」とコメント。

筒香は2019年のオフにポスティングシステムでDeNAからレイズへ移籍。今季は26試合出場したものの、打率1割6分7厘、0本塁打、5打点と結果を残せなかったことでメジャー出場の前提となるロースター40枠から外された。他球団へのトレードか、もしくはウエーバー公示にかけられての移籍、マイナー降格などの可能性もある。

ただウエーバーを介して獲得を希望する球団はシーズン残余期間に発生する約6億円もの巨額年俸を負担しなければならないため、この低成績を加味すれば名乗りを挙げる可能性は極めて低い。マイナー降格を選択してた上での残留か、自由契約となってNPB復帰を含めた他球団移籍の道を模索することになる。

古巣からは温かい眼差しを向けられているとはいえ、筒香はかなり厳しい境遇に追い込まれたと言えそうだ。

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