ダルビッシュ4回1失点 女房役の満塁弾でチームは勝利

【パドレス5-3ロッキーズ】(ダブルヘッダー第1試合・7イニング制)@クアーズ・フィールド

パドレスは5回表二死満塁からトレント・グリシャムのバント安打で1対1の同点に追い付くと、6回表二死満塁のチャンスでビクトル・カラティーニが3号グランドスラムを放って勝ち越しに成功。ロッキーズの反撃を2点に抑え、ダブルヘッダー第1試合を5対3で制した。パドレス先発のダルビッシュ有は今季最短となる4イニングで降板。今季4勝目を手にすることはできなかった。

ダルビッシュは1回裏一死からギャレット・ハンプソンに四球を与え、グリシャムの送球エラーがあって二死2塁のピンチ。ここでトレバー・ストーリーにセンター前ヒットを浴び、ロッキーズに先制を許した。しかし、2回裏と3回裏は三者凡退に抑え、4回裏は二死からライアン・マクマーンに二塁打を許したものの、後続を抑えて無失点。7イニング制のダブルヘッダーだったこともあり、1点ビハインドの5回表二死1・2塁のチャンスで代打を送られ、今季最短の4イニングで降板となった。

4回76球を投げて被安打2、奪三振2、与四球1、失点1(自責点0)という内容。決して本調子ではなかったが、多彩な球種を駆使して最少失点に抑え、今季の防御率は2.27から2.08へと向上した。パドレスはフェルナンド・タティスJr.ら野手5人がコロナ陽性もしくは濃厚接触者となってチームを離脱する苦しい状況となっているが、逆転勝利で連勝を3に伸ばした。

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