米WWEのNXTクルーザー級王者KUSHIDA(38)が、防衛戦で因縁の相手を退けた。
配信されたNXT大会で前王者サントス・エスコバー(37)と同王座の3本勝負で激突。序盤に場外でエスコバー率いるレガード・デル・ファンタズマ(ホアキン・ワイルド&ラウル・メンドーサ)に介入されるも、MSK(ウェス・リー、ナッシュ・カーター)がこれを阻止した。仕切り直しで王者はコーナートップからトペ・コンヒーロを放って攻め込んだ。
その後はエスコバーがロメロスペシャルやダブルニーを放てば、KUSHIDAもハンドスプリングエルボーやドロップキックで応戦。だがエスコバーのファントムドライバーに沈み、1本目を先取された。
負けられないKUSHIDAはここから奮起。アームバーでタップを奪い1―1のタイにするや、勝負を決める3本目ではハイレベルなフォールの奪い合いからラリアート相打ちと互角の攻防を展開する。
終盤に王者はコーナートップからの鮮やかな雪崩式ホバーボードロックで追い詰め、最後はハンマーロックスープレックスホールドで3カウントを奪取。2―1の勝利で王座防衛に成功した。
試合後はベルトとともに両腕を挙げて王座防衛をアピールし「今日は特別な日になりました。メインイベントで3本勝負。しかも過去と比べてこのタイトルは、これだけの輝きがあったでしょうか? ますます磨きをかけて次の挑戦者、誰でも受けて立つ」と豪語。王者の風格を漂わせた。