一時はメジャー最高勝率のロイヤルズ 9年ぶり11連敗

【ロイヤルズ3-4タイガース】@コメリカ・パーク

ロイヤルズは3点ビハインドの9回表に2点を奪って1点差まで追い上げたものの、あと一歩及ばず3対4で惜敗。泥沼の11連敗となり、今季20敗目を喫した。開幕から好スタートを切り、一時はメジャー最高勝率をマークしていたロイヤルズだが、2012年4月に12連敗を記録したとき以来の11連敗であっという間に借金4。マイク・マシーニー監督は「ピースが1つ足りない。それは試合を動かす大きなヒットだ」ともどかしそうに語った。

この日はプロスペクト左腕のダニエル・リンチがメジャー3度目の先発登板。前回登板のホワイトソックス戦では1イニングを投げ切れず、7安打8失点でノックアウトされたが、今日は初回を三者凡退に抑えた。ところが、2回裏に一死2・3塁のピンチを招き、タイムリー3本と犠飛で一挙4失点。3回裏二死から連打で1・3塁のピンチを招いたところでマウンドを降り、またしても期待に応える投球を見せることはできなかった。

打線は2回表無死1・2塁の先制機で無得点に終わり、5回表無死1・3塁のチャンスではウィット・メリフィールドの併殺打の間に1点を返しただけ。6回表一死1・3塁、7回表二死1・2塁、8回表一死1・2塁と毎回チャンスを迎えながらも得点できず、9回表無死1・3塁からカルロス・サンタナの内野ゴロとサルバドール・ペレスのタイムリーでようやく2点を返したものの、あと1点届かなかった。得点圏で11打数1安打。この数字がチームの現状を端的に物語っていると言えそうだ。

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