バルセロナ会長とクーマン監督が面会  続投か解任かいまだ不透明

クーマン監督(ロイター)

スペイン1部バルセロナのロナルド・クーマン監督(58)に〝逆風〟の中でも続投の可能性が出てきた。

11日のレバンテ戦は3―3で痛恨のドローとなり、リーグ制覇が厳しくなると一気に今季限りの解任ムードが高まった。そんな中、指揮官は13日にバルセロナ市内のレストランでジョアン・ラポルタ会長と面会。約4時間も今後について話し合ったとみられるが、同会長は集まった報道陣に対し指揮官の去就についてコメントしなかった。

米メディア「ESPN」などによると、クラブ幹部の間で続投に疑問を持つ者も少なくないというが、意見が分かれており、現段階では契約を1年残すクーマン監督が来季も指揮を執るか不透明となっている。ただ本人は続投が可能であると考えているという。というのも有力候補が次から次へと就任の可能性を消滅させているからだ。ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのハンシ・フリック監督は今季限りで退任するが、ドイツ代表のヨアヒム・レーウ監督の後任になる可能性があり、断られたという。ドイツ1部ライプチヒのユリアン・ナーゲルスマン監督はすでにバイエルンの次期監督に決定。クラブの〝レジェンド〟であるシャビ氏は、監督を務めるカタール1部アルサドとの契約を延長した。

あくまで消去法ではあるが、クーマン監督は最後に残るのが自身の続投であると考えているようだ。

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