バイエルンのフリック監督が退任表明 次期ドイツ代表監督就任が有力

バイエルン・フリック監督(ロイター)

ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのハンジ・フリック監督(56)は17日のボルフスブルク戦後、今季限りで退任する意向を表明した。

クラブ側に意思を示したのは13日(日本時間14日)にパリ・サンジェルマン(フランス)と対戦した欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦の試合後。アウェーゴールの差で4強入りを逃し、連覇の夢が断たれたことで責任をとる形となった。

この日の試合は3―2で勝ち、国内リーグ制覇には大きく前進。指揮官は試合後に選手たちにも伝えたという。

「チームはクラブ側からではなく、私の口から意思を聞くことが重要だった。なぜなら、すでに私の周りにはいくつかのうわさが流れているからだ」

フリック監督は6月の欧州選手権後に退任するドイツ代表のヨアヒム・レーウ監督(61)の後任として候補に挙がっている。これについては「まったくわからない。(代表チームマネジャーの)オリバー・ビアホフ(52)とも話はしていない。もちろん、代表監督というのは誰もが考える選択肢の一つだが、私にはまだ消化すべきことがある」と話すにとどめた。

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