女子プロレス「スターダム」春の祭典「シンデレラ・トーナメント」2回戦(14日、後楽園ホール)でワールド・オブ・スターダム王者の林下詩美(22)が朱里(32)に敗れて姿を消した。
試合は静かなグラウンドの展開でスタートするも、朱里のハーフハッチ、腕ひしぎ逆十字固め、アームバーでペースを握られる。
詩美もコーナーに上がってのスリーパーで絞首刑に捕らえると、エプロンでのアルゼンチンバックブリーカー、投げっぱなしジャーマンで勝利をつかみかける。だが逆にジャンピングニーで場外に叩き落され、オーバー・ザ・トップロープで敗退した。
試合後には朱里から改めてワールド王座への挑戦を表明されるも「このトーナメントの行方を見てから考えさせてください」と返答を保留する。これに朱里から「焦らすねえ。でもそんな詩美もス・キ」と返され困惑の表情。
バックステージでは「2回戦で負けて赤いシンデレラになることはできなかったけど、朱里さんと当たれてよかった。防衛戦をやるかやらないかは(トーナメントが)終わってからしっかり考えたいと思います」と言葉少なにその場を去った。