新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、神奈川県は18日の県議会厚生常任委員会で、接種後に死亡した県内在住者3人の概要を報告した。3人は60代男性と90代女性、70代男性で、接種と死亡との因果関係については「評価不能」とされたという。
60代男性と70代男性は接種の翌日、90代女性は2日後に亡くなった。死因は明らかにしていない。県は14日の新型コロナ感染症対策特別委員会で、3人のうち1人は「因果関係はない」としたが、説明を修正した。
県医療危機対策本部の篠原仙一室長は「基礎疾患がある人は接種への不安があると思う。かかりつけ医への事前相談や接種前の予診で、体の状況などを相談してほしい」と述べた。