【新型コロナ】20日の横浜市 2人死亡、108人感染

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は20日、市内在住の80代男性と70代女性が死亡したと発表した。また、10歳未満~80代の男女108人の感染を新たに確認。中等症9人、軽症93人、無症状6人で、うち71人の感染経路が不明。

 市によると、死亡した男性はクラスター(感染者集団)が発生した特別養護老人ホームの入所者。4月29日に陽性と判明し、5月13日に亡くなった。同ホームに関連してこれまで10人の感染が確認されており、死亡したのは男性が初めて。慢性閉塞(へいそく)性肺疾患などの基礎疾患があったという。

 亡くなった女性は、利用していたデイサービスで感染者が確認されたことから検査を受け、4月17日に陽性と判明。5月16日に亡くなった。脳腫瘍の基礎疾患があったという。

 市内の通所介護施設では、患者ら3人の感染が判明。同施設ではこれまでに3人の感染が確認されており、市はクラスターと認定した。

 クラスターが確認されている日本体育大(同市青葉区)の運動部では、新たに部員1人の感染が判明、同大運動部に関連した感染者は計33人となった。

© 株式会社神奈川新聞社