〈続報〉12世帯に避難指示 糸魚川市来海沢地区県道東側地域 警報級大雨に警戒

 糸魚川市は6日午後4時、3月に地滑り災害が発生した同市来海沢地区のうち、県道東側地域の12世帯14人に対し避難指示を発令した。対象住民は西海地区公民館に避難した。

 県道西側地域の9世帯19人に対する避難勧告(5月20日以降、避難指示に一本化)は発生直後から現在まで続いている。東側地域の避難勧告(同)は、4月3日に部分解除されていた。

 同市によると、7日にかけて同市内に警報級の大雨が降る恐れがあり、事前の取り決めに基づき発令。解除は気象情報や現地確認などを踏まえて判断する。

避難所の西海地区公民館で市職員と受け入れ住民を確認する神喰区長(右)

 神喰重信区長は静岡県熱海市の大規模土石流災害に対し「皆さんが気の毒」と悼み、「梅雨が本格化し、雨が不安」と住民の思いを代弁。先手の避難所開設には「ありがたい」と話した。

© 株式会社上越タイムス社