越後・謙信SAKEまつり限定酒「車懸」 華やかな香り特徴 県酒造組合高田支部ラベル貼り作業 担当蔵の丸山酒造場で

 「越後・謙信SAKEまつり」の限定酒「車懸(くるまがかり)」のラベル貼り作業が9日、今年の担当蔵である三和区塔ノ輪の丸山酒造場で行われた。県酒造組合高田支部から6人が参加し作業に当たった。

SAKEまつり限定種「車懸」のラベル貼り作業。今年は雪室で貯蔵した純米大吟醸の原酒(三和区塔ノ輪の丸山酒造場)

 同まつりは今年で16回目。限定酒は同支部内の15酒蔵が持ち回りで担当しており、毎回まつり用の特別な商品として仕込んでいる。

 今年の車懸は「雪中貯蔵 純米大吟醸 原酒」。丸山酒造場によると、塔ノ輪集落産の酒米、越淡麗を100%使用し、精米歩合50%に磨いた。純米大吟醸の原酒は口当たりがきれいで、濃厚な香りと酸味が特徴。さらに安塚区の雪室で8カ月間貯蔵したことで、滑らかな舌触りと喉越しに仕上がった。

 丸山三左衛門社長(42)は「華やかな香りが楽しめる、特別感のある商品。ゆっくり味わってほしい」と話した。

 車懸は720ミリリットル入り2200円(税込み)。2000本限定。22日に春日山神社でおはらいを行い、同日開設するオンラインショップで注文を受け付ける。

 今年の同まつりは10月23、24の両日、高田本町商店街を中心に物販と、オンラインを合わせた形で行う予定

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