上越地域、大雪続く 12時間降雪量 安塚で41センチ記録 23日まで注意喚起

 県内は22日、冬型の気圧配置や強い寒気の影響で大雪に見舞われ、上越地域は同日午前、大雪警報が発令された。23日にかけて大雪が続くとみられ、新潟地方気象台は除雪が困難な積雪になる恐れがあるとして、交通障害が発生する可能性を考慮し、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。

 同日午後4時時点の積雪深は上越市安塚で233センチ、同市高田で135センチ、糸魚川市能生で129センチ、妙高市関山で280センチ。また、同時点の最大12時間降雪量で安塚が41センチ(全国2位)、高田が36センチ(同5位)、能生が31センチ(同10位)などを記録した。

 この大雪で、えちごトキめき鉄道の妙高はねうまラインは午前9時台以降、上越妙高―妙高高原駅間の上下線、JR大糸線は糸魚川―南小谷駅間で終日運休。JR信越本線は除雪作業のため直江津―長岡駅間で一部列車が運休した。また、上信越道上りの上越高田―妙高高原IC間が午後4時35分から通行止めになった。

 新潟地方気象台によると、上中越では23日昼前にかけて山沿いを中心に大雪となり、短時間で積雪が急速に増える恐れがある。同日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で上越の平地30センチ、山沿い70センチ。その後も断続的に降雪が続く見込み。

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