Rソックスがジャスティン・ターナー獲得へ DHがメインの見込み

日本時間12月19日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスはドジャースからフリーエージェント(FA)となっていた38歳のベテラン三塁手、ジャスティン・ターナーと契約合意に至ったようだ。様々な情報が錯綜しており、まだ正式な契約条件は不明だが、2024年の選手オプションが付属した1年契約で、2年間の総額は2200万ドル前後になるとみられている。レッドソックスの三塁にはラファエル・デバースがいるため、ターナーはDHでの起用がメインとなりそうだ。

ターナーは2009年にオリオールズでメジャーデビューし、メッツ移籍後に控え内野手としてメジャー定着。この頃は長打力に欠けるユーティリティ・プレーヤーに過ぎなかった。しかし、「フライボール・レボリューション」の先駆者の1人として打撃改造に取り組み、2014年のドジャース移籍後に才能が一気に開花。2021年まで8年連続でOPS.832以上をマークするなど、中心打者の1人として現在のドジャース黄金期を支えてきた。今季は128試合に出場して打率.278、13本塁打、81打点、3盗塁、OPS.788を記録。2017年と2021年にオールスター・ゲーム選出を果たし、2020年にはワールドシリーズ制覇を経験している。

今季のターナーは三塁手としてのスタメン出場が66試合にとどまり、DHとして61試合にスタメン出場した。レッドソックスにはデバースという不動の正三塁手がおり、DHのJ・D・マルティネスがFAとなってドジャースへ移籍したため、ターナーはマルティネスとちょうど入れ替わるような形でレッドソックスのDHを務めることになる。守備に就く場合は、有望株トリストン・カサス(左打者)とプラトーンを組むような形で一塁を守ることになりそうだ(ターナーは右打者)。

レッドソックスの現在のロースターにはドジャース出身者が多く、ターナーは再びエンリケ・ヘルナンデス、アレックス・バーデューゴ、ケンリー・ジャンセン、クリス・マーティンらとともにプレーすることになる。

© MLB Advanced Media, LP.