アストロズがブラントリーと再契約 アルバレスと左翼/DHで併用

日本時間12月19日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、今季王者のアストロズは自軍からフリーエージェント(FA)となっていた35歳のベテラン外野手、マイケル・ブラントリーと1年1200万ドル+出来高400万ドルで再契約することで合意に至ったようだ。今季は故障の影響で64試合の出場にとどまったブラントリーだが、メジャー通算打率.298を誇る打撃は安定感抜群。来季も主砲ヨーダン・アルバレスと左翼/DHで併用されることになりそうだ。

ブラントリーは2009年にインディアンス(現ガーディアンズ)でメジャーデビューし、故障による長期欠場のシーズンもあったものの、2014年、2017年、2018年と3度のオールスター・ゲーム選出を果たすなど、チームの主力選手として活躍。2018年オフにFAとなり、2年3200万ドルの契約でアストロズに移籍してきた。

移籍1年目の2019年は打率.311、22本塁打、90打点、OPS.875の好成績を残し、3年連続となるオールスター・ゲーム選出。翌2020年は新型コロナウイルスのパンデミックの影響で60試合制の短縮シーズンとなったが、46試合に出場して打率.300、5本塁打、22打点、OPS.840と引き続き安定したパフォーマンスを見せ、オフにFAとなったあと、2年3200万ドルで再契約した。

アストロズ3年目の2021年は打率.311、8本塁打、47打点、OPS.799でインディアンス時代の2018年から4年連続となる打率3割をマークし、自身5度目のオールスター・ゲーム選出。今季は右肩の手術を受け、6月下旬でシーズン終了となってしまったが、64試合で打率.288、5本塁打、26打点、OPS.785と好打は健在だった。

アストロズ移籍後は左翼手として4年連続でプラスの守備防御点を記録しているように、守備は不得意ではないものの、体力面を考えると、左翼手としてフル出場するのは難しい。過去2シーズンと同様に、主砲アルバレスと左翼/DHの枠を分け合いながらレギュラーとして試合に出場することになると思われる。

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