ブルージェイズがバーショ獲得! グリエルJr.と有望株モレノを放出

日本時間12月24日、ブルージェイズは正左翼手ルルデス・グリエルJr.と有望株捕手ガブリエル・モレノをダイヤモンドバックスへ放出し、強打好守のドールトン・バーショを獲得するトレードが成立したことを発表した。ブルージェイズはアレハンドロ・カーク、ダニー・ジャンセン、そしてモレノとメジャーレベルの捕手を3人抱えていたため、今オフ中に誰か1人をトレードすることが有力視されていたが、22歳のモレノがチームを去ることに。そして、今オフの補強ポイントであった「左打ちの外野手」を手に入れることに成功した。

現在26歳のバーショは、今季ダイヤモンドバックスで151試合に出場して打率.235、27本塁打、74打点、16盗塁、OPS.745を記録。右翼手として守備防御点14、中堅手として同5をマークするなど、外野手としての守備力も非常に高く、ブルージェイズはすでに名手ケビン・キアマイアーも獲得しているため、外野の守備力は大きくグレードアップすることになりそうだ。バーショの特徴は、今季の31試合(うちスタメン18試合)も含め、メジャー3年間で通算82試合(同61試合)に捕手として出場していること。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、同一シーズンに捕手として30試合以上、外野手として90試合以上に出場した選手は今季のバーショがメジャー史上5人目だった。

ブルージェイズの球団ナンバーワン有望株だったモレノは、今年6月にメジャーデビューを果たし、今季はメジャーで25試合に出場して打率.319、1本塁打、7打点、OPS.733を記録。マイナーAAA級でも62試合で打率.315、3本塁打、39打点、OPS.806と安定感のある打撃を見せた。カーソン・ケリーとの正捕手争いとなるが、新天地でメジャー定着を目指すことになる。

現在29歳のグリエルJr.は、今季ブルージェイズで121試合に出場して打率.291、5本塁打、52打点、3盗塁、OPS.743を記録。正左翼手として活躍してきたが、トレードのピースとしてダイヤモンドバックスへ移ることになった。ダイヤモンドバックスの主力には右打者が少ないため、打線のバランスを取るうえで効果的な補強となりそうだ。

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