1日(土)は九州で線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性あり 厳重な警戒を

1日(土)午前5時の大雨危険度

 西日本から東日本では、1日(土)は広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。西日本では土砂災害、低い土地の浸水、河川の氾濫に厳重な警戒が必要だ。九州北部地方と九州南部では、引き続き、1日(土)の日中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある。

1日(土)午前3時の実況天気図と気象衛星画像

 前線が華中から日本海を通り、北日本にのびている。前線は、1日(土)は西日本から北日本を南下する見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため前線の活動が活発となり、西日本から東日本では広い範囲で大気の状態が非常に不安定となる。

1日午前9時の雨の予想

 西日本から東日本では、1日は広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となり、九州では、局地的に猛烈な雨が降る見込みだ。西日本ではこれまでの雨によりすでに土砂災害の危険度が高まっている所がある。

予想される24時間雨量(多い所)

 2日(日)午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、九州北部、九州南部200ミリ、東海180ミリ、近畿150ミリなどとなっており、線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがある。 

 土砂災害、低い土地の浸水、河川の氾濫に、西日本では厳重に警戒するとともに、東日本では警戒が必要だ。

大雨災害が迫っている時は

 落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。降ひょうも予想されるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。

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