日焼けのリンゴが増加 記録的な猛暑・少雨が影響?【長野】

記録的な猛暑と少雨で安曇野市で日焼けするリンゴが増えています。一方、上田市では早くも葉が落ちている木があります。紅葉は大丈夫なのでしょうか?

リンゴの産地・安曇野市で出荷が始まったシナノスイート。糖度や形、傷などをチェックした後、箱詰めしていきます。

■記者
「人気の安曇野産のリンゴですが、今年はある異変が起きています」

それは、果実の日焼け。8月から先月の高温により、日焼けするリンゴが多く、今後出荷に影響する可能性があるといいます。

■JAあづみりんご部会・西牧幸則 部会長
「35℃とかそういう高温下では、やはり焼けている物が多くて、これは製品としては扱えないなという物が今までより多い」

また、夏場に雨が少なかったため、生育不足になり小ぶりな物も多いそうです。ただ、糖度は高くジューシーなリンゴに育ちました。

■JAあづみりんご部会・西牧幸則 部会長
「15度・16度の物(リンゴ)もあるので、味は満足して頂けると思う」

一方、上田市の上田城跡公園は、もうすぐ紅葉の時季です。毎年秋にはイチョウやモミジの葉が色付き、多くの観光客が訪れます。
ところが、色付く前に葉が落ちている木がありました。お堀の北側のソメイヨシノです。

■上田市内から
「こんなに早く散るものだったのかなーって話していたところ。不思議な気がする桜だけ軒並み葉が無い」

管理事務所の職員によると、この時期にここまで桜の葉が散るのは、勤務する17年間で初めてだということです。

■上田市公園管理事務所 河西信彦さん
「ずっと雨が降らない状況が夏の間続き、40℃近い高温が続いたということもあり、桜が自己防衛のために自分で葉を落としている状況。来年に向けて既に準備を始めちゃったみたいな」

モミジやイチョウの葉は落ちることなく元気だそうです。紅葉は今月下旬から楽しめそうです。

© 長野朝日放送株式会社