頼れる主砲・リゾーが価値ある2打点 カブス逆転勝利

【タイガース3-5カブス】@リグリー・フィールド

タイガースに4回までに3点を先行されたカブスだったが、5回裏にタイガース先発のマイケル・フルマーから3本のタイムリーで3点を奪って同点。7回裏には一死一、三塁からアンソニー・リゾーの併殺崩れの間に勝ち越しに成功し、8回裏にはカイル・シュワーバーが17号ソロでトドメを刺した。カブスは先発のカイル・ヘンドリックスが5回3失点とピリッとしなかったものの、4人のリリーバーが計4イニングを投げてタイガース打線を1安打に封じる好投。3番手のジャスティン・ウィルソンに3勝目(2敗)が記録された。

主砲・リゾーが勝負強さを発揮した。トミー・ラステラ、アルバート・アルモーラJr.、ジェイソン・ヘイワードの3連続二塁打で1点差とした5回裏一死三塁の場面では、シフトの逆を突いて広く空いた三遊間を破る同点タイムリーを放ち、7回裏の勝ち越し機では全力疾走で併殺を阻止。同点と勝ち越しの貴重な2打点を叩き出し、チームを勝利に導いた。「良いチームは試合終盤に逆転する試合が多いんだ。僕たちも(ワールドシリーズを制した)2016年はそうだったからね」とリゾー。球団史上3人目となる「3年連続で6月末までに50打点到達」をクリアした主砲は、自己最多(2016年と2017年の109打点)を更新するペースで打点を稼ぎ、4年連続のポストシーズン進出を目指すチームの戦いを支えている。

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