レンジャーズがトレードでジャイアンツから3選手を獲得

日本時間7月9日、レンジャーズはジャイアンツとのトレードが成立したことを発表した。レンジャーズは金銭または後日指名選手との交換で外野手のオースティン・ジャクソン、右腕のコリー・ギアリンとジェイソン・バーを獲得。レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは今回のトレードのメインターゲットが有望株右腕のバーであることを認めている。

現在、ア・リーグ西部地区の最下位に沈み、ポストシーズン進出が非常に厳しい状況に追い込まれているレンジャーズ。ダニエルズは来季以降に向けた戦力補強としてジャイアンツ傘下のマイナー球団で好成績を残しているバーに目を付け、バーを獲得するためにジャクソンとギアリンの年俸を負担することを受け入れた。バーは昨年のドラフトでジャイアンツから5巡目指名を受けて入団したプロ2年目の選手であり、今季はA級とA+級で計16試合に先発して84回2/3を投げ、8勝4敗、防御率2.55、103奪三振をマークしている。

ジャクソンは今年1月にジャイアンツと契約したばかりだが、再びア・リーグの球団でプレイすることに。今季はここまで59試合に出場して打率.242、0本塁打、13打点、OPS.604をマーク。昨季はインディアンスで85試合に出場し、打率.318、7本塁打、35打点、OPS.869という好成績を残しているだけに、メジャー通算1096安打の実績を誇る31歳の外野手が本来のパフォーマンスを取り戻せば、レンジャーズにとってレギュラーシーズンの残り試合を戦ううえで貴重な戦力となるはずだ。

ギアリンは過去2シーズンで合計124試合に登板している鉄腕リリーバー。昨季は68試合に登板して防御率1.99という素晴らしい成績を残したが、今季はここまで35試合に登板して防御率4.20とやや精彩を欠いていた。2011年のメジャーデビュー以来、リリーフ一筋で通算243試合に登板している32歳の右腕は新天地でもブルペンの一角を担うことになりそうだ。

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