キングハムが投打に活躍 パイレーツが被スイープ回避

【フィリーズ1-4パイレーツ】@PNCパーク

パイレーツの新人右腕、ニック・キングハムが投打にわたる活躍でチームを勝利に導いた。この試合がメジャー8度目の先発登板となったキングハムは、1点リードの4回表にニック・ウィリアムスに11号同点ソロを浴びたものの、フィリーズ打線をこの1点のみに抑え、6回84球を投げて被安打4、奪三振5、与四球1、失点1と安定したピッチング。同点弾を浴びた直後の4回裏には二死二、三塁のチャンスでメジャー初安打初打点となる勝ち越し2点タイムリー二塁打を放ち、さらに続くジョシュ・ベルのタイムリー二塁打で4点目のホームを踏んだ。パイレーツはキングハムの活躍により本拠地でのフィリーズ3連戦の被スイープを回避。キングハムは3勝目(4敗)をマークした。

「今日は僕にとって良い日になったよ」とキングハムは嬉しそうに試合を振り返った。ナ・リーグ東部地区の首位に立つフィリーズを相手に6回1失点と好投しただけでなく、自身のメジャー初安打初打点が決勝打に。直近46試合で15勝31敗と苦しい状況が続くチームに希望をもたらす活躍だったと言っても過言ではないだろう。クリント・ハードル監督は「投げて打っての活躍だったね。まるでリトルリーグみたいだったよ。(投手が投打で活躍するのはメジャーリーグでは)頻繁に起こることではないからね」とキングハムの活躍を称賛。「我々は笑顔で彼を祝福したよ」と新人右腕の活躍を喜んでいた。

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