エンゼルスが先発全員安打で逆転勝利 大谷1安打1打点

【マリナーズ3-9エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

先発のギャレット・リチャーズが初回にミッチ・ハニガーに18号先制3ランを浴びたうえに、右前腕の違和感により3回途中で降板したエンゼルスだが、打線が先発全員安打の猛攻を見せ、逆転勝利を収めた。エンゼルスは1回裏にジャスティン・アップトンのタイムリーで1点を返すと、2回裏にはアンドレルトン・シモンズのタイムリー内野安打などで同点。4回裏にはシモンズのタイムリー二塁打で勝ち越したあと、アルバート・プーホルスに14号2ラン、イアン・キンズラーにタイムリーが飛び出し、4点のリードを奪った。さらに、5回裏にコール・カルフーンが6号ソロ、8回裏に大谷翔平がタイムリーを放ち、先発全員安打を達成。2番手として1回1/3を無失点に抑えたノエ・ラミレスに今季4勝目(3敗)が記録された。

先発投手陣の故障者続出が止まらないエンゼルス。6号ソロを放ったカルフーンは「タフだよ。明日良いニュースを聞けることを願っている」と語り、早期降板したリチャーズが大事に至らないことを願っていた。マイク・ソーシア監督は先発投手陣に不安を抱えた戦いが続くなかで「攻撃面で相手にプレッシャーを与え、投手陣への負担を軽減する必要がある」と話していたが、この試合はまさにその通りの展開。マリナーズ先発のマイク・リークに11安打を浴びせ、3点のビハインドを早々に跳ね返して試合の主導権を握った。指揮官は「今日は打線全体が本当に効果的に機能してくれたよ」と先発全員安打の猛攻にご機嫌だった。

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