ロッキーズが前半5イニングで19得点 Dバックスを圧倒

【ダイヤモンドバックス2-19ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

「打者天国」のクアーズ・フィールドでロッキーズ打線が爆発。初回にいきなり5点を奪うなど、試合前半の5回までに17安打19得点という猛攻を見せ、地区首位のダイヤモンドバックスを圧倒した。初回にポール・ゴールドシュミットの21号ソロで先制されたロッキーズは、直後の1回裏に反撃を開始。イアン・デズモンドの18号3ランなどで一挙5得点のビッグイニングを作った。続く2回裏に4点を追加し、3回裏にはチャーリー・ブラックモンの18号2ランとカルロス・ゴンザレスの9号ソロで3得点。4回裏はゴンザレスのこの試合2本目となる10号3ランなどで6点を奪い、5回裏には先発のヘルマン・マルケスにまで1号ソロが飛び出した。マルケスは本業のピッチングでも6回2失点と役割を果たし、8勝目(8敗)をマーク。ダイヤモンドバックスは先発のシェルビー・ミラーが1回5失点で降板し、2番手以降の投手も次々に失点を重ねた。

ロッキーズは19得点の大勝で本拠地クアーズ・フィールドでの対ダイヤモンドバックスの連敗を9でストップさせた。1試合19得点は2006年9月18日(現地時間)のジャイアンツ戦でマークした球団記録(20得点)にあと1と迫る数字。しかし、主砲のノーラン・アレナードは「僕たちにはカード勝ち越しのチャンスがあるけど、それは相手も同じだ。もし明日勝つことができれば、良い気分になるだろうね」とすでに明日の試合に向けて気持ちを切り替えていた。なお、ダイヤモンドバックスの平野佳寿は1対12と11点ビハインドの4回裏に4番手としてマウンドへ。ところが、一死後に4連打を浴びて2失点を喫したところで降板し、5番手として登板したダニエル・デズカルソ(内野手)が平野の残した走者を全て生還させてしまったため、平野には4失点が記録され、防御率は試合開始前の1.36から2.25へと1点近く悪化した。

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