レスターに代わってグレインキーが2年連続5度目の球宴選出

日本時間7月13日、登板間隔の都合によりオールスター・ゲームで登板不可となったジョン・レスター(カブス)に代わり、ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)がナ・リーグのロースターに加わることが発表された。グレインキーはロイヤルズ時代の2009年、ドジャース時代の2014年と2015年、ダイヤモンドバックス加入後の2017年に続いて2年連続5度目のオールスター選出となった。

昨季17勝をマークしたグレインキーは、今季もダイヤモンドバックス先発陣の軸として安定したパフォーマンスを見せ、ここまで19試合に先発して9勝5敗、防御率3.39をマーク。11年連続の2ケタ勝利に王手をかけている。特に5月以降は安定感が際立っており、日本時間5月6日以降の13先発では防御率2.88を記録。自身8度目となるシーズン15勝以上も十分に射程圏内だ。

ダイヤモンドバックスから今年のオールスター・ゲームに選出されたのは、ポール・ゴールドシュミットとパトリック・コービンに次いで3人目。昨年のオールスター・ゲームにもグレインキー、ジェイク・ラム、ロビー・レイの3人が選出されており、2年連続で3人以上がオールスター・ゲームに選出されるのは球団史上初めてのことだ。なお、ダイヤモンドバックスの投手が複数回オールスター・ゲームに選出されるのはランディ・ジョンソン、ブランドン・ウェブ、ダン・ヘイレン、カート・シリングに次いで球団史上5人目である。

また、ナ・リーグではショーン・ドゥーリトル(ナショナルズ)が現在故障者リストに入っており、オールスター・ゲーム出場を辞退する可能性が高いと見られている。ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は今季44試合に登板して6勝1敗3セーブ、防御率0.99という素晴らしい成績を残しているジェレミー・ジェフレスのオールスター・ゲーム選出を熱望しており、ナ・リーグのデーブ・ロバーツ監督(ドジャース)にコンタクトを取ったことが報じられている。メジャー9年目のリリーフ右腕のオールスター・ゲーム初選出が実現するか注目だ。

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