アストロズが剛腕・デービス攻略 10回表に一挙6得点

【アストロズ8-2ロッキーズ(延長10回)】@クアーズ・フィールド

初回にアレックス・ブレグマンの21号2ランで先制したアストロズは、その後追加点を奪えず、7回裏にロッキーズに追い付かれたものの、2対2の同点で迎えた10回表に打線が爆発。ウェイド・デービスとイェンシー・アルモンテの2投手から大量6点を奪い、8対2で延長戦を制した。10回表のアストロズは一死一、三塁のチャンスを作り、トニー・ケンプのタイムリーで勝ち越しに成功。さらにカイル・タッカーの2点タイムリー三塁打とジョージ・スプリンガーの17号2ランで4点を追加してデービスをノックアウトし、代わったアルモンテからも一死一、三塁のチャンスを作ってユリ・グリエルのタイムリーでさらに1点を追加した。アストロズ先発のゲリット・コールは勝利投手にはなれなかったものの、7回途中9奪三振2失点の好投。ロッキーズはデービスの乱調が誤算だった。

10回表のビッグイニングは、ジョシュ・レディックのセンター前ヒットを中堅手のチャーリー・ブラックモンが後逸し、無死三塁となったところから始まった。アストロズのA.J.ヒンチ監督は「我々は相手のミスを生かすことができたね。その後は良い打席を続けることができたよ」と一挙6得点の勝ち越し劇に満足げ。「今日の試合はとにかく初回と最終回に尽きるね」と初回に2得点、最終回(延長10回)に6得点を奪った試合を振り返った。決勝タイムリーを放ったケンプは「自分に出来る方法でチームを助けることだけを考えていた」と自身の打席を振り返り、「監督が『お前は良い打者だ』と言ってくれたんだ」と指揮官の一言に後押しされたことを明らかにした。

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